熊本バンド142周年記念早天祈祷会が行われました
[2018/01/30]
平成30年1月30日(火)午前6:30から
花岡山山頂にある熊本バンド奉教之碑前にて、
熊本バンド142周年記念早天祈祷会が行われました。
(主催:熊本バンド142周年記念行事実行委員会)
雪がちらつく中、たくさんの人が集い、ともに聖書の言葉を聴き、讃美し、祈りを捧げました。
祈祷会の中では、ルーテル学院中学・高等学校と九州学院高等学校の生徒による合同讃美や
ルーテル学院高等学校 三浦ことのさん、九州ルーテル学院大学 斉藤愛華さんによる
聖書朗読もありました。
本学院の生徒、学生が多くのシーンで活躍してくれることは大変うれしいことです。
今日も1日、神様の祝福のもと、皆様が平穏に過ごせます様に・・・
祈祷会の様子
ルーテル高等学校 三浦ことのさんによる聖書朗読
(新共同訳 ヨハネによる福音書 第10章1節~16節)
九州ルーテル学院大学 斉藤愛華さんによる聖書朗読
(新共同訳 ヨハネによる福音書 第8章12節)
*熊本バンドとは...
日本のキリスト教プロテスタント教会の歴史には、内村鑑三を中心とした札幌バンド、
植村正久を中心とした横浜バンドと熊本バンドの三源流があります。
熊本バンドとは同志社の宣教師が、熊本から来た青年たちを熊本のグループという意味で
呼び始めたことから用いられるようになりました。
この青年たちは1871年(明治4年)に設立された熊本洋学校で、
アメリカ退役軍人ジェーンス教師の感化によってキリスト教を受け入れた者たちです。
彼らはその思いを「奉教趣意書」という文章にまとめ、これに署名した35人と後に仲間に
加わった者で、その大部分の青年が創立直後の同志社に転校卒業し、同志社のみならず、
日本の近代市民社会形成の上で大きな貢献をしました。
「奉教趣旨書」は1876年(明治9年)1月30日、花岡山で行われた祈祷会で朗読して
署名されました。花岡山にある「奉教之碑」は同志社創立90周年記念に寄贈され、
1965年に建立されました。(花岡山「熊本バンド奉教の碑」解説より)